鹿の角切り ~Part3~
さて先ほど勢子さんに抱えられた鹿は、
芝生の上に用意されたゴザと枕に寝かされます。
奈良の鹿は神様のお使いなので、このように大切に扱われるのですね。
頭と足を抑えられて大人しくなった鹿の角を
神主さんがのこぎりで切っていきます。
鹿はゴザの上でされるがままの状態です。
この姿を見て『可哀そう・・・』と言う人もいました。
でも、爪を切るような感覚でしょ?
全然アリだと思います。
あっという間に2本の角は切られました。
この鹿の角は販売されているようで、
売上金は鹿苑の維持管理のために使われるそうです。
角がなくなり身軽になった鹿は
軽快に広場を走ったあと奈良公園へと出ていきました♪
鹿の角切りは完全入れ替え制のため、
1回に3頭の鹿の角切りが終わると
観客は全員外へ出なくてはいけません。
外では2回目の入場を待つ方たちの長い列がありました。
珍しい行事を見ることができて満足し、
春日大社の本殿に行くのを忘れてしまいました・・・。
気づいたのは大仏殿の近くまで歩いた時のこと^^;
意外と広い奈良公園。もう戻る気は起りませんでした。
またいつか、行こ。